【花の一覧】

ニュージーランドの植物については、現地で本を買って少し勉強しました。下記の参考書です。　【「ニュージーランド南アルプスの植物」　　リチャード・ライアル著】
興味あることが書かれていましたので、要約して少し書いてみます。

ニュージランド原産の植物は、そのほとんどが元々ゴンドワナ大陸に生息していたものですが、大陸移動で大陸から分離し、その後の気候の変化もあり元の大陸の植物とは姿、形の違うものになったとのことです。ニュージーランドの花の８０％が、この国にしか生息していないと言われるのも、そのような理由がある訳です。
ニュージーランド原産の花は、他の大陸と同じ種類の花であるのに、白か黄色の花しかないようです。これにはいろんな説があるようですが、一番有力な説は花粉を運んでくれる舌の長い蜂や虫があまりいない事だそうです。これらの虫は、派手な色の花を好むのですが、ニュージーランドではその虫の代わりに蛾によって受粉が行われます。蛾は、風のない日の夕方から夜、明け方にかけて活動するので、薄暗い中でも良く目立つ白か黄色の花が増えて行ったということです。
勿論、今では人が住むようになって持ちこんだ花や植物がいろんなところに生えています。
例えばルピナス等は人が持ちこんだ植物で、今は野に雑草として蔓延っています。ある人達は、野原などで見つけると、これはニュージーランド固有種でないと踏みにじったりしていました。
下に、今回見て撮影したニュージーランド原産の花の写真を掲載しました。
写真に薄緑の背景色がついている写真は、拡大写真がありますので、クリックして御覧下さい。
その他ブナの木に興味がありました。ルートバーントラック沿いにはブナの原生林が広がって巨木がたくさんありました。日本のブナの木とは違い、葉がもっと小さいのです。赤ブナ、銀ブナ、山ブナの３種類ありました。それと羊歯と苔が一杯でした。
その他、興味のある植物がありましたが、省略します。

【花の一覧】

ダガー･リーフ・デイジー	ｻｳｽ・ｱｲﾗﾝﾄﾞ・ｴｰﾃﾞﾙﾜｲｽﾞ	コプロズマ（実）
ｴﾊﾞｰﾗｽﾃｨﾝｸﾞ･ﾃﾞｲｼﾞｰ	ﾀﾗﾙｱ･ｱｲﾌﾞﾗｲﾄ	フォースタラ
ﾏｳﾝﾃﾝ・ｼﾞｪﾝｼｬﾝ	ﾚｻﾞﾘｰ･ﾘｰﾌﾞﾄﾞ･ﾏｳﾝﾃﾝﾋｰﾋﾞｰ	ｸﾞﾘｰﾝ･ﾌｯﾃﾞｯﾄ･ｵｰｷｯﾄﾞ
名称不明	名称不明	名称不明
名称不明	コロミコ	マーガリート
マーガリート	ﾗｰｼﾞ･ﾌﾗﾜｰﾄﾞ･ﾏｯﾄ･ﾃﾞｲｼﾞｰ	ﾏｳﾝﾄｸｯｸ･ﾘﾘｰの咲き殻
ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞ･ﾌﾞﾙｰﾍﾞﾙ	プラテア	マウンテン・リボンウッド
ロック･クッション	ゴブリン・モス	ターペンタイン・スクラブ
ベジタブル・シープ	ウーリ−・ヘッド	羊歯

下の写真は、キノコと外来種の植物です。

アザミ	ホタルブクロの種類	ルピナス
ベニテングタケ	サルノコシカケ	ヤマイチゴ

　　[山行記録]　　[山の写真館]