キリマンジャロ登山終了後は「ゆったりサファリ」ということで、世界遺産であるンゴロンゴロ保全地域(自然保護区)でサファリを楽しみました。テレビでアフリカの大地、草原やマサイ族、サファリの様子など見たことがあるが、実際にこの目で直接見ることになり、なるほどと納得しました。私でも独特の姿・形から、この人はマサイ族と判るようになりましたし、今も放牧をしている風景を見ると昔はこの辺りは皆マサイの土地だったと言う事も納得です。
朝食はバイキングでした。出発まで時間があったので庭などをまた散策しました。

ホテルの風景

ホテルからメルー山が見えます。	木の枝に鳥が巣を作っています。
庭には熱帯の花があちこち咲いています。	きれいな刺繍が飾ってあります。

ンゴロンゴロへ移動中の風景

遠くに山、大きく広がっている草原、所々に集落や家が散在、アフリカの風景です。

バオバブの木がありました。

入域手続きからロッジへ

ンコロンゴロ保全地域の管理事務所に寄って、入域の手続きをしました。そこにはビジターセンターのように展示やパネルで保全地域の説明がありました。その後クレーターの外輪に出て、そこからクレーターの中を眺めた後、今日宿泊する事になっている外輪の一角にあるロッジへと向いました。途中、山麓にマサイ族の集落などがあり、放牧をしていましたが、中々良い景色でした。

ンコロンゴロ保全地域は世界遺産ですので、管理事務所が設けられており入域手続きが必要です。

脇の建物にビジターセンターのような説明展示物がありました。クレーターの模型もありましたが、このクレーターは直径が約１６kmあるそうです。このクレータの中にいろんな種類の動物達が一緒に暮らしており、ここでサファリを行います。アフリカにいる動物のうちここにいないのは麒麟など３種類だけとかいう話でした。外輪とクレーターの底との標高差は５〜600ｍ程あります。外輪の上は標高が2000ｍを越えており、熱帯であるのに余り暑いとは感じません。

管理事務所から暫く行くと、外輪の一角に出てクレーターの展望台に着きました。ここから大きなクレーターの中が一望できました。湖もありますので、水鳥や河馬などの水棲動物もいるそうです。

展望台から20分ほどで今日泊るロッジに着きました。食堂の外に出ると、クレータの中が一望できる絶景ポイントでした。双眼鏡で見ると象などが歩いているのが見えました。

ロッジで昼食を摂りました。登山中の山小屋での食事に比べて、美味しいものが一杯、ボリュームもあるのでつい食べ過ぎてしまします。今回は２つのうちからどちらかを選ぶというメニューでしたが、夫々右か、左かという選択です。

食事の後、サファリへ出掛けました。クレーターへ降りる所まで山の中を通って行きますが、山の草原地帯にマサイ族の家がありました。とても展望の良い所に住んでいますね。

この草原は放牧地です。昔はクレーターの中にも出掛けていたようです。

サファリ中の風景

天井が抜けたサファリ専用車は、立ち上がると車の上から周りの景色が360度見渡せます。坂道を下ってクレーターの底に着くと遠く、近く色んな動物達が見えました。こんなに色んな動物達がすぐ見える範囲で一緒に暮らしているとは想像もしていませんでしたので改めて吃驚です。
サファリは３月８日の午後と３月９日の午前中行いましたが、以下掲載するのはその中からの幾つかの写真です。サファリの雰囲気が伝わると思います。

クレーターに降って最初にすぐ近くで見た動物はシマウマでした。

サファリの車は改造されていて、天井が開きます。立って首を出すと周りが見回せます。

トムソンガゼルが群れていました。

ヌーの群れです。

水牛の群れです。

ダチョウの群れです。

フラミンゴの群れです。

象は歩いていると遠くからも見え目立ちます。

世界一大きなコウノトリだそうです。

シマウマの親子です。

イボイノシシです。草を食べていますが、前足を折っています。

鷺の群れです。

ダチョウとシマウマです。

池の中に河馬がいますが、背中だけしか見えません。

シマウマの縞模様は、指紋のように一匹一匹違うそうです。

鳥の名前は判りません。(ご存知の方教えてください)

トムソンガゼルの群れです。

遠くに動物の群れがたくさんいます。

象が悠々とゆっくり車の前を横切ってゆきました。

ロッジの内部でロビーの部分です。奥が食堂になっています。	夕食はバイキング形式でした。食べ過ぎてお腹壊してしまいました。

夜明け前のクレーターの風景です。

太陽が出て夜が明けました。

９日は朝早く起きて日の出を見ました。午前中は又クレータに下りてサファリを楽しみ、昼食後バスでキリマンジャロ国際空港へ。途中で夕食をして夜10時過ぎに飛行機は出発し、ダルエスサラーム経由オランダのアムステルダムへと向いました。この日の夜は機中泊でアムステルダムに朝到着しました。