紅葉とキノコを求めて南会津　大戸岳

この休みは不動沢から皇海山に行く予定をしていたのですが，役場に問い合わせると崖崩れのため通行止めとのことでガックリ。
計画を急遽変更し，天候は太平洋側が良さそうだが，日光，那須，塩原等この連休は混雑しそうなので人の少ない静かな南会津に紅葉とキノコを求めて出掛けました。11日は大戸岳、12日は那須の流石山に登りました。
天候は今一つでしたが，会津側の那須の紅葉はとても素晴らしく，またキノコも収穫でき，満足して帰ってきました。

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【登山日】1997年10月11日(土)
【山　名】大戸岳(1416m)
【天 候】曇り/雨
【コース】11日（キノコ探索モードのため参考になりません）
　　　　　大戸岳登山口10:15−水場12:00/10−尾根上休憩13:00/35−
　　　　　大戸岳山頂13:55/14:05−登山口16:00
【メンバ】シモンと妻の二人
【参考書】「南会津・奥鬼怒の山５０」
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【大戸岳登山口】
１０月２５日は小野岳に行く予定なので，今回はその隣の山「大戸岳」にキノコの偵察も兼ねて行くことにした。ここへは極楽蜻蛉さん，GVPさん，かむろさん等が行ったＲＥＰがあるので読み返して頭に入れる。
今回は常磐−磐越と高速を使用して会津若松から南下し，闇川集落先の登山口に入った。国道からは山頂も見えていたのに，準備をしているうちに雨が降り出し激しくなる。ちょっと様子を見ようと１時間ほどうつらうつらしているうちに小雨となり，やがて止んだので行くことにした。
登山口には３台の車が駐車していた。

【尾根道からトラバース道そして水場】
尾根に取り付いてしばらく行くと東側が伐採された場所を通る。付近の山が見えるがまだそれ程色付いていない。樹林の開けた所の小潅木は色付いている。登るに連れ樹林の上の方が黄ばんだ色になってくる。山栗の毬がたくさん落ちている。ベニタケ科やシメジっぽいキノコが目につく。
もう下ってくる単独行の人に出会う。五合目を過ぎやがてトラバース道に入ると。すぐに水場に着く。ここまで，立ち枯れや倒木も余りなく，収穫なし。水を飲んで一息入れる。

【キノコと紅葉】
トラバース道は歩きにくい道だが，なんとなくこの辺りはキノコがありそうな所だ。倒木でナラタケを見つける。袋を下げた夫婦連れが下ってきたので「何が取れましたか？キノコに詳しいですか？」「ええ，まあ」と言ってシモフリシメジとクリタケとひだが針のキノコを見せてくれた。
ナラタケと思っているのを見せると「ナラタケですね」と確認できた。
他に持っていたよく判らぬキノコも見せたが「よくわかりません」とのことなので，他のは捨てました。この辺りからあちこち目を光らせて倒木，立ち枯れの探索モード。お陰でクリタケとナラタケを収穫。
クリタケは，１本だけこれまで見たこともないような松茸ほど大きなものがありました。（この１本はもう旧くなっていたので見るだけ）
かむろさんが「こごみ」と言って採って帰り，奥さんがすごく苦かったと言っていたものと思われる羊歯が沢山大きくなって生えていました。（これは「こごみ｝じゃないようですね）

【周りは真っ白の山頂】
また，尾根に上がったと思われる辺りで昼食休憩。今日の昼食は今採ったばかりのクリタケを入れたうどんです。体が暖まった。
少し登ると右側が切れ落ちた崖で，足を滑らさないように慎重に登る。
「風の三郎」と言う所でしょうか，いかにも展望の良さそうな高みから周りを見るが，足元の紅葉以外は真っ白。皆さんの書かれたＲＥＰの展望を頭に浮かべ「あちらが二岐山」などとヴァーチャル展望を楽しむ。
今日は２０万分の１の地勢図を４枚持ってきたのに残念。
頂上も同じだが，ここでセルフタイマーで記念写真だけをとって往路を引き返す。極楽蜻蛉さんが下った道を未練たらしく少しだけ確認。

【登山口そして宿泊地へ移動】
帰りも滑り易く歩きにくいトラバース道はゆっくり観察しながら下る。
途中で倒木のムキタケを見つける。この辺りは薮に入れば面白そうである。
今日は登山中は幸い雨に合いませんでしたが，天気がよくないので下りの道々明日の予定を考える。当初の予定は御神楽岳に行く予定でしたが，今日の天気では明日は期待できそうにないので，取り合えず御神楽岳は止めにして，どこか近くに泊まり，明日起きて天候の具合で決めることにした。
そうと決めれば温泉にでも入るため早く下りよう。
結局，今日の宿泊地はトイレのある観音沼森林公園の駐車場で宿はペンション・シモンに泊まることにした。
芦の牧温泉のドライブ温泉(\290)に入り食事をして観音沼の駐車場に７時前に着いた。既に２台先客が居る。空を見ると月が雲間から覗いたり，引っ込んだりしている。さて，明日の天気はどうかな〜と思っているうちに８時前にいつのまにか寝てしまった。